
「良い人」になんてならなくていい。まずは自分の心を穏やかにしていく方法を解説していきます。
心穏やかに、ポジティブな性格になる為の5つのステップ
- ①「良い人」になんてならなくて良い
- ②ネガティブな言葉を封印する
- ③ポジティブな言葉を使い倒す
- ④感謝の言葉を使い倒す
- ⑤作り笑顔
いきなり「良い人になるな」と否定から入っているので
「大丈夫か?」と思われるかもしれませんが、ならなくていいのです。
①良い人になんてならなくていい
どういう事かと言うと、まず
人の機嫌を取ろうとしない
人の顔色ばかりを窺わない
です。
そして、
自分の機嫌を保つ
自分の機嫌に責任を持つ
事で、心が穏やかになってきます。
「良い人」とは誰から見ての良い人なのでしょう。
多くの場合は相手にとっての「良い人」になろうとしていないでしょうか。
誰かに嫌われたくない、怒られたくない、気に入られたいなどと思ってその人のいう事を聞いたり機嫌を取ったりする。
それでは「良い人」と言うより「都合の良い人」になってしまいます。
自分の行動が相手の機嫌によって左右されるのですから、心が休まるどころか、常に相手の機嫌を窺う必要があるのでピリピリと緊張して、全く心穏やかになれません。
それに、オドオドと自信なさげに機嫌を取ってくる人を見て嬉しいでしょうか?全く嬉しくないですし、逆にイラッとしてしまうと思います。
それより、
「自分の機嫌」を保つこと
「自分の機嫌」に責任を持つこと
に全力を尽くすのです。
例え、見るからにイライラしていて、機嫌の悪そうな人と一緒に居なければならない時でも、自分の機嫌を全力で取るのです。
相手がイライラと怒っているのは、それは相手のご都合で勝手にイライラ怒っているだけなので、自分には何の責任もありません。
そのような状況でも、相手のイライラ、機嫌の悪さに巻き込まれるのではなく、自分は歌でも歌っていたいような上機嫌を保つことが大切です。
それができれば、自分の行動が自分の機嫌で決定されるので、自分の機嫌次第でいくらでも心穏やかな時間が作り出せることができます。
そして、自分の機嫌に責任が持てるようになって初めて、誰かのために行動ができるようになります。
それまで、
「これをしたら怒られないだろうか?」
「あれをしたら嫌われるんじゃないだろうか?」
「それをしても無視されるんじゃないだろうか?」
と、相手にどう思われるかと不安になりながら、自信なさげにしか行動できなかったのが、
自分が良いと思ったから行動する
に変わります。
自分が、これをしたら相手に喜んで貰える、相手が助かる、相手が楽をできると考えて行動するから、行動に自信が持てます。
堂々と自信を持って行動するから、相手にも受け取って貰いやすく、喜んで貰えるようになります。
そして、例え喜んで貰えなくても、逆に怒らせてしまったとしても、関係はありません。
もちろん、不快にさせた、怒らせてしまったことに対して謝る必要はありますが、それだけです。
自分が良いと思って行動したのだから、それを受け取れないのは相手の問題であって自分の責任はありません。
だから、自分が良いと思ったことを、堂々と丁寧に実行していけば良いのです。
人にどう思われるか?
じゃなくて、
人に喜んで貰えるか!
どんなに献身的に人に尽くす人でも、主語は「私が」なのです。
私がしたいと思ったから行動する。
自分がしたいと思ったこと、良いと思ったことをどんどん行動していきたいです。
②ネガティブな言葉を封印する
もう、あなたの口は
きれい事しか言えない口になりましたとさ!
人は元々ネガティブな生き物なのだそうです。
油断するとマイナスなことばかり考え、それが口から出てしまいます。
だから、自分で決めてしまうのです。
ネガティブワードを使わない
ですが、そう決めても簡単には変わりません。
つい、ネガティブワード、否定的な言葉、人の悪口などを言ってしまう場合があります。
そんな時は、
「今のキャンセル!」
と言って、言ってしまった言葉をキャンセルしてしまいましょう。
「えっ?言ってしまったのに?消せないじゃん」
「そんなのズルじゃん!」
との声が聞こえてきそうですが、そんなの関係ありません。
ネガティブワードを言わない、否定的な言葉を使わない、きれい事しか言わないと決めたのは誰ですか?
自分です!
だったら、言ってしまった時のリカバーの方法も自分で決めてしまえばいいのです。
「太郎君」と呼べば、太郎君が寄ってきます。
「花子ちゃん」と呼べば、花子ちゃんが寄ってきます。
それと同じで、
「辛い」「しんどい」「苦しい」「だるい」と呼べば、
「辛い」「しんどい」「苦しい」「だるい」人生が寄ってきます。
どうせ呼び込むなら、
ネガティブな言葉で、マイナスな人生より
ポジティブな言葉で、プラスの人生を
呼び込んでいきたいですね。
人は言葉に大きな影響を受けます。
そして一番影響を受けるのは自分の言葉です。
ネガティブな言葉、否定的な言葉を使うと、ネガティブな性格、否定的な性格になってしまい、そしてネガティブな運命、否定的な運命を引き寄せてしまいます。
だから、ネガティブな言葉を封印すると自分で決めて実行するのです。
ただそれだけで、ネガティブな運命、否定的な運命は寄ってこないのです。
しかし、それだけでは、ネガティブな運命が寄ってこないだけで、
ポジティブな運命が寄ってきません。
そこで次のステップ③④に繋がります。
同じようなことなので、一緒に解説して行きます。
(「じゃあ、分けるなよ」と言われそうですが、4ステップより5ステップの方が見栄えが良いので分けました。ご了承下さい。)
③ポジティブな言葉を使い倒す
④感謝の言葉を使い倒す
誰かに、何かを頼まれた時、提案を受けた時、指摘を受けた時に否定から入らない。
まずは「はい」と受けて、取り組んでみる。
できる、できないは関係なく、とにかく受けてから考えればいいのです。
そして、受けてからやってみて、駄目そうならすぐにその旨を伝えて、手伝ってもらうなり、誰かに依頼する。
指摘を受けた時も「悪口を言われた」と受け取り、相手を恨むのでは無く、
とにかく、
「ありがとうございます」
と言ってしまうのです。
感謝することは後で考える。
人の脳は、整合性を取ろうとするので、「ありがとう」と言うと、感謝することを探そうとします。
そして、それは何でもいい。
教えてくれてありがとう
改善するチャンスをくれてありがとう
自分が頭を下げて素直な心になる為の練習をさせてくれてありがとう…
これも、自分の心の中のことなので誰にも分かりません。
こじつけでも、無理矢理でもいいので、感謝することを見つけることができればそれで完了です。
ポジティブな言葉、感謝の言葉を使い倒す。
先程の太郎君、花子ちゃんの話と同じです。
ポジティブな言葉、感謝の言葉を使うとポジティブな性格、感謝の心を育てることができ、ポジティブな運命、幸せな運命を引き寄せる事ができます。
すると、自然と人から頼られるようになったり、相談を受けたりと周りに人が集まるようになり、それが自信に繋がり、自己肯定力が高まっていくのです。
そして、最後が一番大切です。
⑤作り笑顔
「作り」笑顔でいいのです
「作り」笑顔は社会貢献です
もちろん心の底からの笑顔もとっても大切です。
しかし、心の底から笑う時はどんな時でしょう?
自分が楽しい時、幸せな時、嬉しい時に心の底から笑顔になります。
つまり自分のため。
では、「作り」笑顔はどんな時に出しますか?
接客する時、営業に行く時など、人に会う時に多く使われないでしょうか?
つまり人のため。
人に喜んで貰いたい時、笑顔になって貰いたい時に自分も笑顔を作ってその人に接するのです。
スターバックスの店員さんやディズニーランドのキャストさん、ホテルのフロントの方々は皆さん笑顔で接客されています。
その方々は心の底からの笑顔でしょうか?
スターバックスやディズニーランド、ホテルのフロントで働くと、他の人より良いことが起きる確率が増えるのでしょうか?
そうではありません。
ただ、お客様に喜んで貰いたい、心地いい空間でくつろいで貰いたい、楽しんで貰いたいと願って笑顔を作るのです。
アイドルの人達もそうです。
アイドルだって人間ですから嫌なこと、辛いことなどたくさんあるでしょう。
それでもファンの方々の前に立つ時は、とびっきりの笑顔を顔に貼付けてステージに向うのです。
ファンの方々に喜んで貰うため、楽しんで貰うために、それには笑顔でステージに立つのが一番効果的だからです。
この人達の「作り」笑顔は欺瞞でしょうか?詐欺でしょうか?
違うと断言できます。
最高に素敵で、最高にカッコいいことだと思います。
だからこそ、
作り笑顔は社会貢献
なのです。
そして、笑顔には素晴らしい効果があります。
それは、作り笑顔も同じです。
人には「やる気スイッチ」があって、それは全ての人が共通でほっぺたにあります。
そして、笑顔で口角を上げることによって「やる気スイッチ」が入るのです。
口角が上がると脳が「楽しいんだ!」と感じ取って、幸せホルモンと言われる
「セロトニン」
「ドーパミン」
「オキシトシン」
という脳内ホルモンが分泌されて、幸福感を感じることができるのです。
つまり、作り笑顔は相手だけじゃなくて、自分も幸せにしてくれる最高のツールなのです。
と言っても、いきなり作り笑顔の習慣を作るのは難しい。
そこでお勧めなのが
笑顔はみがき
です。
名前の通り、笑顔で歯磨きをするのです。
だいたい人は歯磨きしながら、何か別のことをする人は少ないです。
歯磨きしながら筋トレしたり
歯磨きしながらメール打ったり
歯磨きしながらコーヒー飲んだり
しません。
それに、歯磨きする時にギャラリーを背負って、皆に見られながら歯磨きする人もいないでしょう、大抵一人でします。
しかも目の前に鏡がある場合がほとんどです。
なら、笑顔で歯磨きするといいです。
誰に遠慮すること無く、大爆笑しながら歯磨きしましょう。
なぜ、歯磨き中なのかと思うかもしれません。
しかし、それには大切な理由があります。
笑顔の効果が分かった、だから、1日1回鏡の前で作り笑顔をする習慣を身に付けようとしても、大抵失敗します。
それは、作り笑顔だけに限らず、新しい習慣を身に付けようとした時、その新しい行動を1日の生活の中に取り入れようとしても、継続できず失敗する事が多いです。
それだけ新しい習慣を身に付けることは難しいのです。
じゃあ、どうするのか。
それは、今ある習慣に新しく習慣にしたいことをくっ付けるのです。
多くの人は朝と夜に歯磨きをする習慣を持っています。
だから、その歯磨きの時に「作り笑顔」という新しい習慣をくっ付けるのです。
これで、1日2回作り笑顔の習慣が身に付きます。
朝の笑顔はみがきで
1日のスタートから一気にテンションを上げてスタートダッシュが決められます。
夜の笑顔はみがきで
今日1日の締めくくりを幸せな気持ちで終える事ができます。
いいこと尽くめですね。
やらない手は無いと思います。
以上の5つのステップが
心穏やかに、明るくポジティブな性格になる為の方法です。
私自身、以前はブラック企業に勤めており、勤務時間や人間関係でストレスを抱え、肉体的にも精神的にもボロボロの状態でした。
それでも、この5つのステップを知り、実践することで少しずつ変わり、今では心穏やかな時間が持続し、ポジティブに受け取れるようになりました。
残念ながら、ここまで来るのに1年以上と長い時間が掛かりました。
それは、私がこのステップを半信半疑で実行していたからです。
ちょっと信じられないような内容もあり、ふざけてるのかと思う方もおられたかもしれません。
というか、私がそうでした。
しかし、これを実践し継続することで必ず心が穏やかに、明るくポジティブ名性格になれると、私が実験台になり、証明しました。
少しでも興味を持たれたなら、一緒に実践して改善していきましょう。
最後に
もし、自分が変わろうと努力している時に、
「そんなことしても何も変わらない」
「お前には無理だ」
「辞めとけって」
と、言ってくる人がいたら…
その人とは、そっと距離を置くことをお勧めします。
この5つのステップだけでは無く、何かに挑戦しようとした時、そんなことを言ってくる人がいるなら、自分の人生の邪魔にしかなりません。
言われて悔しいのも分かりますが、争ってもいけません。
「そうですか」とその場はやり過ごして、その後、全力で距離を置いて下さい。
そう言ってくる人は、あなたに変わって欲しくないのです。
一緒にダラダラしていて欲しいのです、頑張っているあなたの姿が眩しくて、羨ましくて、そして頑張っていない自分を認めたくないから、あなたにも「頑張るなよ」と言ってくるのです。
そんな人の言うことは聞く必要はありません。
もっと自分に優しくして、自分勝手に挑戦していっていいのです。
そして、頑張って続けていれば、必ず新しい仲間が、一緒に頑張ってくれる仲間が、賛同者が、理解者が現れてきます。
いっその事、アンチの言葉など気にならないくらい、自分の挑戦に夢中になって継続して行きたいです。
先は必ず結構になります。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
次の記事で会いましょう♫