2025年 6月 の投稿一覧

笑顔の効果

私の祖母は今年で90歳になります。
その祖母が30年以上通院している病院が廃院になりました。
そこのお医者さんが高齢で、そろそろ余生を楽しみたいから(笑)との理由だそうです。

…とっても羨ましいですね。

そう言う訳で、祖母の通う病院が無いので、近くの他の病院に行くことになり、紹介状を書いてもらう事になりました。
そこで言われたのが、
「紹介状を書こうにも、なんて書きますかね・・・
30年通院してもらって一度も風邪すらひいたこと無いですからねw」
とのことでした。
そう、祖母は通院する前から30年以上、大きな病気はもちろん、風邪すらひいたことが無いのです。

…とっても羨ましいですね。←今回2回目www

気になるのが、その秘訣!
祖母に聞きました。

健康の秘訣は「感謝」

祖母が言うには、
何事にも「お陰様」を感じる事。
この歳になるといつお迎えが来てもおかしくない、だから色々な事に感謝ができる。

  • 膝は痛いが、自分の足で歩いて買い物にも行ける事
  • 自分の歯で美味しくご飯が食べられる事
  • 家事を全て自分でできる事
  • 好きな裁縫を思う存分楽しめる事
  • 朝に何事もなく起きられる事

毎日何事につけ、神様のご守護を感じるとき、手を合わせて感謝することが何より大切だと言っていました。

これを聞いて私は驚きました。
どれも普段、当たり前に出来ていることだったからです。
起きる事、歩く事、食べる事、仕事や家事や趣味をする事。
どれも当たり前の事だと思いました。

しかし祖母には当たり前ではなかったのです。
90歳になると、友人やご近所の繋がりの人たちが、

  • 歩けなくなって車椅子の生活
  • 入れ歯で食事が楽しめない
  • 体が動かず家事ができない
  • 目が遠くなり趣味を楽しめない、
  • 朝、目を覚まさない…

周りの同じ年の友人や、自分よりずっと年下の友人知人が病気をしたり、残念な知らせを聞いたりするたびに、自分の状況が本当に有難い事だと感じると言っていました。

そう、祖母にとってはどれも当たり前ではないのです。
周りの人たちに比べて自分はなんて有難いんだと感じているから「感謝」できるのです。

では、「当たり前じゃない」のは祖母だけでしょうか?
そうではないと思います。

健康は「当たり前」じゃない

私もそこまで若くはありませんが、日常生活に支障をきたすほどの病気もケガもしたことがありません。
この状態がずっと続いているので、健康が当たり前になっていました。

しかし、そうではありません。

37度の熱が出た時、指先のケガや、水仕事による手荒れ・・・
体温が1度上がっただけで、仕事に集中できませんし、日常生活にも影響が出ます。
ご飯を食べてもおいしく感じられない、歩くのもダルい、好きな趣味もする気になれない。小さなケガも同様に、日常生活に不便を感じます。
そう考えると、今の健康な体が当たり前では無いと感じる事が出来ます。

「感謝」の反対の言葉は「当たり前」
病気になった時、ケガをした時、普段の当たり前に出来ている事が当たり前に出来なくなります。
そんな時、もう少し深く考えて、普段の出来ていることがとても有難い事なんだなと、感謝することができたなら、病気やケガもその事に気付かせてくれる有難い材料になるかもしれません。
それでも、病気やケガが治り、健康を取り戻すと、またその感謝の心を忘れて当たり前になります。
そしてまた病気やケガで感謝を思い出す。
この繰り返しでいつか祖母のような、どんなことにも感謝できる心を作っていけたらと思います。
この世に当たり前の事など一つも無い。
全ての事に感謝して通らせて頂きます。

感謝は行動で示す【「ありがとう」だけでは足りない!+αで劇的に印象が変わる】

「ありがとう」は感謝の言葉。
相手に何か貰った時、何かをして貰った時、感謝の気持ちを伝えるための言葉。
もっと言えば、朝起きられたこと、歩けること、トイレで用を済ませること、物を食べられること…生きていることに感謝する時にも自然と口から出る言葉。
言われた方ももちろん嬉しい、しかし一番その言葉の影響を受けているのは、「ありがとう」と言った自分自身。
「ありがとう」は相手だけでなく、自分も幸せにしてくれる魔法の言葉!
・・・
ただ、「ありがとう」と伝えるだけで終わりにしていないでしょうか。
「ありがとう」を言えないのは論外ですが、言っただけで満足しているのももったいないと思います。
よく聞きますが、
「感謝は言葉ではなく、行動で伝える」
という言葉。
これは「ありがとう」を言わなくていいのではなくて、「ありがとう」+αが大切だという事だと思います。
何かをして貰ったことに対しては、まず感謝の言葉を「ありがとう」を伝える。
それプラス何かの行動を起こす。
お返しの品をプレゼントするのか、相手が大変な時に今度は自分が手伝うのか、方法は色々あると思います。
しかし、その前に、
「ありがとう+α」を伝えてみるのはどうでしょうか。
行動を足す前に、言葉を足す。
感謝の言葉+感想の言葉で相手に伝える。
食事をごちそうになったなら
  「ありがとうございます。〇〇大好きなんですよ、とっても美味しかったです」
物を頂いたなら
  「ありがとうございます。これ欲しかったんですよ、大切に使わせて貰います」
  そしてなるべく早く使ってみて、使った感想を伝える。
手伝って貰ったなら
  「ありがとうございます。お陰様で予定より早く仕上がりました、助かりました」
ほんの一例ですが、これが「感謝+感想」です。
なんだそんな小さい事!
と思われるかもしれませんが、これだけで相手に伝わる印象は良い方向へ大きく変わります。
見返りを求めるわけではありませんが、させて貰った方も、そう言って貰うとさせて貰ったかいもあり、また次も何かさせて貰おうと思います。
何より、安心しますし嬉しいものだと思います。
感謝をするという事は、相手にも喜んでもらう事ではないかと思います。
相手に喜んでもらえると、自分も嬉しくなります。
そう考えると、自然と相手に喜んで貰える様に何かできないかと、次の行動に繋がっていくと思います。
一番良くないのが、「ありがとう」と言うのがマニュアル化になる事。
Twitterのbotのように、条件を満たしたから「ありがとう」とつぶやく。
「はいはい、ありがとうと言えばいいんでしょ」
と、物を貰ったらありがとう、手伝ってもらったらありがとう…
これでは、やっぱり相手に感謝が伝わらない、いやそれどころか、逆にマニュアル的に言っているのが伝わって、印象が悪くなる場合もあると思います。
ああ喜ばれてないな、余計なお世話だったかな、逆に迷惑だったかな…
こう思われてしまうと、次に相手が何かしようかと思った時、躊躇ったり、やっぱりやめようとなったりします。
前みたいに、迷惑に思われるかもと相手が躊躇ってしまうのです。
感謝の言葉を伝えるのはもちろん大切ですが、それ以上に「心」がもっともっと大切だと思います。
「ありがとう」と言葉を出すから、感謝していると相手に伝わる
ではなくて、
感謝の心を伝えるために、「ありがとう」と言葉を出す、から相手に伝わる
ではないでしょうか。
心が先なのです。
言葉が伝わるのではない、心が伝わる。
相手に喜んでもらえるには、を常に考えていたら、+αの言葉も、+αの行動も自然と出てくると思います。