前向きは性格じゃない

前向きな発言をする人は、元からの性格とかではない。
自分の言葉で周りの人たちを、また自分自身を前向きにしていくために努力している人。
「明るく行こう、元気に行こう」という人は、自分を明るく、元気にしたいから言う人。
元から明るい、元気な性格の人はわざわざ言いません。明るいし、元気だから。
以前の自分は前向きな発言をする人をみて、
「前向きな性格の人はいいな」
と羨んでいました。
そんな人の言葉を聞いても、「あの人だからできるんだ、ネガティブな自分にはできない」と
その人の努力を見ることなく、あの人は元から前向きだから、自分と違う、と言い訳ばかりして、変わろうと努力をすることから逃げていました。
そう、言い訳です。やらなくていい言い訳を考えて自分自身を納得させていたのです。
しかし、「前向きは性格ではなく思考」という事を知り、少しずつ変わることができました。
人は言葉によって考え、その言葉の影響を受けます。そして身近な人の言葉こそ強く影響を受けるのです。
一番身近な存在、それは言うまでもありませんが、自分自信です。
自分が発する言葉が一番自分に影響を与えます。
自分がネガティブな言葉を発していればネガティブな性格に
自分がポジティブな言葉を発していればポジティブな性格に
なります。
たまに、
「人生なんて絶対に思った通りになんていかない。」
と言っている人を見かけます。というか私自身がよく言っていました。
もちろん思い通りにいっていませんでした。
なぜなら「思い通りにいかない」と言葉で考え、そう思い込んでいたから。
先ほども言いましたが、自分の発する言葉、考える言葉が一番影響を受けます。
「思い通りにいかない」と考え、言葉に出していたから、その通りに現れてくるのです。
なんだかこじつけのように聞こえますが、実際にネガティブな言葉を発している人で成功している人を見たことがありません。成功している人は例外なくポジティブに考え、ポジティブな言葉を使っています。
じゃあどうするのか。
簡単です。
ポジティブな言葉、前向きな言葉で考え、
ポジティブな言葉、前向きな言葉を発する。
これだけで、前向きな性格、前向きな人生に好転していきます。
人間の脳はあまり器用ではありません。複数の事を同時に考えるのは苦手です。
それなら、ポジティブな言葉、前向きな言葉で考えている時に、同時に反対のネガティブな言葉、後ろ向きの言葉は出てきません。
一度やってみてください。
有難いなあ、結構だなと感謝することを想像し「ありがとう、感謝します、自分はついてる」と言葉を出して、最高の笑顔で、嫌な事を考える。
かなり難しいと思います。
というか、おそらくできた人は、有難い事、結構な事を想像できていないと思います。
例えばディズニーランドで恋人と楽しく過ごしている、会話も弾み二人とも最高の笑顔ではしゃいでじゃれあっている。
この時この二人の頭の中は、嫌な事、辛い事、まして分かれてしまう悲しい未来を考えているでしょうか。絶対にありえないと思います。
頭の中は楽しい事、嬉しい事、ポジティブな考えで埋め尽くされていると思います。

「それは楽しい事をしているんだから、思考も言葉も楽しい物になるんじゃないか」
という人もいるかもしれません。以前の私なら絶対にそう思いました。
しかしそれは逆です。
行動(現実)が先で、言葉(心)が後ではありません。
「言葉(心が)が先で、行動(現実)が後」です。
では、先ほどのディズニーランドの話で、
分かれる寸前の二人、相手の嫌な事ばかり見えて常にイライラしていて、仕事もうまく行かず人間関係に悩み、相手を傷つける言葉ばかりを言っている。
楽しいでしょうか?絶対に楽しくないです。
同じ「恋人とディズニーランドで遊ぶ」という現実、違うのは心です。
同じ現実でも、心の在り方で受け止め方が全く違ってきます。
つまり、ポジティブな思考で、ポジティブな言葉を発していれば現実も良い方向へむかっていくのです。
楽しい事、嬉しい事があるから楽しい、嬉しい
ではなく
楽しい、嬉しいと思えるから楽しく事、嬉しい事と受け止めることができるのです。
性格を変える、と言われると、難しいと感じるかもしれませんが、
言葉を変える、と言われると、簡単だと感じると思います。
ただ、自分の発する言葉を前向きに、ポジティブに変えるだけで、人生が驚くほど良い方向へ好転してゆきます。そして、それだけでなく、周りの人も自分の発する前向きな言葉で、一緒に幸せにしていくことができるのです。

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