「得意」は「傲慢」になりやすい

人には得意なことと不得意な事がある。
料理が得意でも、計算が苦手。計算は得意でも文章を作るのが苦手。スポーツ万能でも家事全般は苦手。整理整頓が得意でも料理は苦手…例えを上げ出すとキリが無いほどあります。
自分の得意な分野を仕事にして、成果を上げていく。
仕事場でも、自分の得意なことは人から頼られる。
しかし、ここで気を付けたいのが、
「得意なことは高慢になりやすい」
という事です。
得意なことは人より上手にできる事が多いでしょう。
だから人から頼られたり、お願いされたり…
人から立てられるようになります。
そのことに調子に乗って天狗になったり、恩着せがましくなったりしてしまうと、それがエスカレートして相手を不快にさせてしまう場合があります。
するとお願いされることが減り、自分の得意が武器にならず、使ってもらえなくなる。
私の失敗談
私も料理が得意で、仕事場でも料理の手伝い等を率先してやっていました。はじめは役に立てることが嬉しくて「させて頂いていた」のに、いつしか「自分は料理がうまくて頼りにされている。料理できる私SUGEEEEEE!」と勘違いして、高慢になっていました。
また、料理の知識もあるもですから、人のやり方に口を出したり、上から間違いを指摘したり、「そんなことも知らないのか」と言ったバカにした態度になっていたのです。
すると段々と料理の時に呼ばれることも無くなっていき、ついには手を出さないようにと言われてしまいました。

料理の時には自慢げに指示や指摘を行い、
「俺が俺が」と調子に乗って
「してあげている」に変わっていたのです。
これでは周りの人はいい迷惑、手伝って貰いたく無くなるのも当然です。

「させて頂く」謙虚な心
やはり得意な事こそ、「させて頂く」という謙虚な心、感謝の心で取り組む。
そして、不得意な事こそ、勉強の為と思って、率先してさせて頂く。
すると当然一人で実行するのは難しいので、教えて貰うという姿勢、低い心で取り組むことができます。
その素直な心が自分の成長に大きく繋がっていくのではないかと思います。
感謝の心と素直な心で通らせて頂く事が大切。

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